「生涯学習のユーキャン」ということで、社会人をはじめ様々な年齢層に通信講座を提供しているユーキャン。
そんなユーキャンにも「プログラミング・Web制作入門講座」が用意されています。
有名な企業が展開する講座なだけに、これからWebデザインの学習をはじめたい方の選択肢として挙がることが多いと思います。
この記事では現役Webデザイナーの筆者の視点から、ユーキャンの「プログラミング・Web制作入門講座」は本当におすすめできるのか、解説していきたいと思います。
この記事を最後までお読み頂ければ、ご自身にとってユーキャンの「プログラミング・Web制作入門講座」の受講が最適かが分かります!
ユーキャン「プログラミング・Web制作入門講座」はこんな講座
引用:ユーキャン
ユーキャンの「プログラミング・Web制作入門講座」は、学べる範囲によって3つの異なるカリキュラムに分かれています。
①Web制作入門コース(HTML5/CSS3)
HTML/CSSの学習に絞ったカリキュラムです。3ヶ月間の学習を通じて、基本的なコーディングスキルを身につける事ができます。
最終課題として実践的なWebサイト/ページを作成する課題にも挑戦し、一回のみ講師からの添削を受けることが出来ます。
引用:ユーキャンのプログラミング・Web制作入門通信教育講座|Web制作入門コース(HTML5/CSS3)
上記のスクショは実際の制作課題です。
※オンライン教科書や課題の画像や内容はカリキュラムのバージョンアップ、改良により、実際に提供されるものと異なる場合があります。
②Webデザイン入門コース(Illustrator)
Adobe Illustratorを用いて、コーディング前のWebデザインデータを作成するデザインスキルを学習することが出来ます。
Webデザインの基礎を習得し、今後のキャリアアップのスタートラインに立ちたい方や、Webデザイナーになる予定は無いが普段の業務でバナーなどを作成する為、Illustratorの使用を検討されている方におすすめです。
Webデザインというよりは、Illustratorの基本操作を学習することに重きを置いた講座と言えます。
注意点として、Adobe Illustratorは講座に含まれておらず、別途自分自身で購入する必要があります。
③プログラミング入門コース(PHP)
既に「Web制作入門コース」「Webデザイン入門コース」を履修済みで、更なるスキルアップを目指したい方や、今後のスキルアップに向けてプログラミングをまずは体験してみたいという方におすすめです。
PHPを用いた簡単なWebページの表示から、サーバーに関する知識、最終的な課題として簡単な掲示板の作成を行えるように、3ヶ月間のカリキュラムが組み込まれています。
ユーキャン「プログラミング・Web制作入門講座」のメリット
ここからは、ユーキャン「プログラミング・Web制作入門講座」を受講するメリットについてご紹介します!
受講料がリーズナブル
ユーキャンの「プログラミング・Web制作入門講座」は、先にご紹介した3つのカリキュラムをそれぞれ一つずつ、もしくは複合して受講することが出来ます。
一つあたりの受講料は非常にリーズナブルで、例えば「Web制作入門コース(HTML5/CSS3)」を受講する場合は以下の価格となります。
一括払い:64,000円(税込)
分割払い:10,740円×6回(税込)(6ヵ月) = 総計:64,440円(税込)
他社のWebデザインスクールは最低でも10万円以上はするので、とても安価な講座と言えますね。なお上記価格は各コース共通となります。
なお、上記の支払い総額には以下が含まれています。
- ガイドブック教材
- ウェブ上オンライン教科書
- オンライン1:1 個人レッスン(40分×6回)
- 添削:あり オンライン添削1回(実習課題)
- 質問:あり(オンライン個人レッスン6回)
- 標準学習期間(受講期間):3ヵ月
添削や質問の上限回数が決まっているので注意しましょう。
講座内容はコードキャンプ社と提携して作成
ユーキャンの「プログラミング・Web制作入門講座」は、プログラミング/webデザイン教育を提供するスクール「コードキャンプ」が開発・提供する講座なので、専門性の高いカリキュラムと言えます。
コードキャンプ自体はプログラミング寄りのスクールの為、ユーキャンのカリキュラムもコーディング/プログラミングに重きを置いたものとなっています。
ユーキャン「プログラミング・Web制作入門講座」のデメリット
さて、ここまでは2つのメリットについてご紹介しました。
ここからは反対に、デメリットについてもご紹介します。
講座を全て受けてもスキル不足であること
現役Webデザイナーである筆者としては、ユーキャンの「プログラミング・Web制作入門講座」を仮に3コース受講したとしても、学習内容的にはスキル不足と言わざるを得ません。
Webデザイナーの基本的スキルとしては以下の様なものが挙げられます。
- Adobe Photoshop / Illustrator / XD などのデザインスキル
- コーディングスキル
- JavaScript / jQuery
- PHP / WordPress
- ディレクションスキル
- マーケティングスキル
上記の内、赤字で示したものがユーキャンでは学ぶことが出来ないスキルです。学べないことの方が実は多いんですよね。
というのも、ユーキャンの講座は「プログラミング・Web制作入門講座」であって、Webデザインの領域はおまけ程度です。カリキュラムを提供しているテックキャンプが殆どプログラミング寄りなので、この辺りは仕方ないですね。
なので、Webデザイナーになろうと思ってユーキャンの講座を検討されている方は、他社のスクールを利用することをおすすめします。
以下の記事では現役Webデザイナーである筆者がおすすめするWebデザインスクールを紹介しています!
講座自体は初歩の初歩レベルなので、独学でも代用できる
せっかく1講座につき64,000円(税込)するのですから有意義なカリキュラムであれば良いのですが、人によってはそれも期待できないかもしれません。
各コースで学習する範囲はかなり的を絞った内容で、IllustratorコースではWebデザインデータ作成を最終課題としていますが、どちらかというとバナー作成に重きを置いており、Webデザイナーを目指す方が満足できる内容とは考えにくいです。
HTML5/CSS3コースも歴としたコーディングは行えるのですが、公式サイトに掲載されているサンプルのスクリーンショットを見る限り、比較的オーソドックスなデザインで、これだけやって即戦力になるかと言われれば、否定せざるを得ないところです。
以下の記事ではWebデザインの勉強を独学で始める方法をご紹介しています!
ぜひ参考にしてみてくださいね!
就職に関するサポートも無い
こちらについても同様で、このユーキャンのカリキュラムを受けたとしても、就職に関するサポートは一切無く、自分自身で求職していく他ありません。
受講費用はスキル学習のみに絞っている為かなり安価なのですが、キャリアアップを目指す方にとっては不利と言えます。受講後の就職サポートを受けたい方は、やはり他社のWebデザインスクールを利用することを考えた方が良いでしょう。
以下では現役Webデザイナーである筆者がおすすめするスクール「デジタルハリウッド STUDIO by LIG」についてご紹介しています。
どの要素を取っても素晴らしいの一言のスクールですので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
まとめ
以上ここまで、ユーキャンの「プログラミング・Web制作入門講座」のメリット・デメリットでした!
全体を通して、「Webデザインの勉強を本格的にやってみたい / Webデザイナーとしてのキャリアを積んでいきたい」と考えている方にとっては、おすすめできないことがお分かりいただけたかと思います。
一方、独学でWebデザインスキルを学んでいたが、一部(イラレの使い方 / コーディング)で詰まってしまったので、集中的に学習したいという方にとっては、おすすめできる講座と言えるでしょう。
皆さんの参考になれば幸いです!
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