WebデザインTips

フリー素材の落とし穴!著作権フリー写真を使用する際の注意点

現代において、ウェブサイトやSNSをはじめとする様々な場面で画像を使用することが一般的になってきました。

しかし、画像には著作権が存在し、勝手に使用することはできません。

この記事では、フリー素材や著作権フリーの写真について説明し、使用する際に注意すべき点について解説します。

フリー素材とは

フリー素材とは、無料で使える写真やイラストのことを指します。クリエイティブ・コモンズ・ライセンスというライセンスで提供されることが一般的です。

このライセンスは、著作権者が自分の作品を他者に自由に使用してもらうことを認めるもので、商用利用も可能です。

ただし、著作者のクレジット表記が必要な場合があるため、ライセンス内容を確認することが大切です。

著作権フリーの写真とは

著作権フリーの写真は、著作権者が権利を放棄している写真のことを指します。著作権フリーであれば、自由に使用することができます。

ただし、著作権フリーであっても、肖像権やプライバシー権などの問題が発生することがあるため、注意が必要です。

使用する際の注意点

ライセンスの確認

フリー素材や著作権フリーの写真を使用する際には、必ずライセンス内容を確認しましょう。フリー素材の使用に関するライセンス条件は、それぞれ異なりますので、利用前に必ず確認することが大切です。

例えば、クリエイティブ・コモンズ(Creative Commons)というライセンスでは、著作者が許諾する範囲で、誰でも自由に素材を利用できるようにすることを目的としています。クリエイティブ・コモンズ・ライセンスは、商用利用の可否や改変の可否など、著作物の利用に関する条件を指定することができます。

フリー素材の使用に関するライセンス条件には、以下のようなものがあります。

①クリエイティブ・コモンズ・ライセンス (CCライセンス)

CCライセンスは、著作権者が作品の使用条件を自由に設定することができるオープンなライセンスです。CCライセンスによるフリー素材は、商用利用も可能なものが多く、使用条件に応じてクレジット表記や改変の可否などが設定されています。

②パブリック・ドメイン (パブリックドメイン)

パブリックドメインとは、著作権保護期間が切れた作品や、著作権者が著作権を放棄した作品を指します。パブリックドメインの素材は、自由に利用することができます。ただし、著作権が切れるまでの期間は国によって異なるため、注意が必要です。

③ロイヤリティフリー (Royalty-free)

ロイヤリティフリーとは、一定の料金を支払うことで、あるいは一度購入することで、著作権を持つ者から使用許可を得た上で、素材を自由に使用することができるという仕組みです。ただし、使用に関する制限や制約がある場合もありますので、利用する際にはライセンス内容を確認する必要があります。

④パーソナル・ユース (Personal use)

パーソナル・ユースとは、個人的な目的で使用するために提供される素材を指します。商用利用は不可であり、特定の目的以外での使用は禁止されている場合があります。また、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスなどのライセンス形態によっては、パーソナル・ユースであってもクレジット表記が必要な場合があります。

これらのライセンス条件には、利用目的や範囲、使用条件などが定められています。素材を使用する際には、利用目的に応じて適切なライセンスを選択し、使用条件をしっかりと確認することが大切です。

肖像権やプライバシー権の確認

肖像権やプライバシー権は、人の尊厳を保護するための法的な権利です。他人の肖像やプライバシーに関する情報を勝手に使用することは、その人の人格権を侵害することになります。

例えば、フリー写真の中に人が写り込んでいて、その写真を使用した商品広告などに使用されることがあります。このような場合には、当該人物の肖像権を侵害しているかどうかの確認が必要です。その他プライバシーに関する情報が含まれる写真を使用する場合にも、当該人物のプライバシー権を侵害しないように注意する必要があります。

このような確認を怠ると、肖像権やプライバシー権を侵害することになり、法的な問題を引き起こすことになります。

著作権表示の有無

フリー素材を使用する場合には、著作権表示をすることが推奨されています。著作権表示がない場合、その写真が本当にフリー素材であるかどうかを判断することが困難になります。

著作権表示が正確になされている場合、著作権者に対する感謝の意を示すとともに、自分自身の信頼性や尊重される価値を高めることができます。

まとめ

著作権に関する法律やルールは非常に複雑で、注意を払わないと法的トラブルに巻き込まれることがあります。

フリー素材でもクリエイティブ・コモンズ・ライセンスの種類によっては、クレジット表記が必要であることや、改変が禁止されている場合があることを確認する必要があります。また、無料でダウンロードできるサイトの中には、著作権侵害を行っているサイトも存在するため、信頼できるサイトからダウンロードするようにしましょう。

最近では、有料のストックフォトサイトも増えており、高品質な素材を取得することができます。しかし、利用には一定の費用が必要となるため、予算に余裕がある場合はこちらを利用するのも良いでしょう。

いずれにしても、著作権に関する問題を避けるためには、利用する画像について必ず確認し、適切に使用することが重要です。

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めさめさ
・元看護師 / ・看護師を退職後、発達障害「ADHD」と診断 / ・webデザイナーとして就職するも、1年後に会社が倒産 / ・別の制作会社で正社員として働く傍、副業でもインハウスデザイナーとして複数企業と契約 / ・1年で年収700万円に到達 /
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