昨今、独学でもフリーランスでwebデザイナーに転職する人が増えています。
コロナ禍の中、手に職を職を付けると言う意味で人気急上昇中の職業となっています。
でも実際にはどんな事を学習・準備が必要なのか分かりにくいものです。
そこで今回は、筆者の経験を踏まえてフリーランスwebデザイナーになるまでに学習・準備することをまとめてみましたので、是非参考にしてみてください!
【ステップ1】まずは生活費を確保する
webデザイナーに転職する際はいきなり制作会社に飛び込む方もいますが、ほとんどの方は学習を積んでからかと思います。
仕事をしながら短期集中で学習を進める事もできますが、筆者としては毎日多くの時間を使って、がっつり勉強する方法がおすすめです。
勉強に集中する間は仕事ができなくなる = 収入が無くなるわけですから、その間の生活費は必須です。飢えてしまってはwebデザイナー云々の話ではなくなります。
webデザインの学習は、おおよそ半年前後が平均と言われています。まずはその間の生活費を工面するようにしましょう。
【ステップ2】パソコンとソフトウェアの準備
webデザインをするに当たって絶対に必要なものが、パソコンとデザインソフトです。
パソコンのOS・スペックなど
よく「デザイナーならMacが良い」という話を耳にするかと思いますが、それは間違いです。確かに大昔はデザイン用のソフトがMacしか対応していなかったり、WindowsとMacの互換性が殆ど無かったために、Mac OSが好ましい時期もありました。
最近ではそのようなことは無くなり、Windowsでもソフトは軽快に動作しますし、十分な互換性が確保されています。制作会社のPCが全てWindowsというのも珍しくありません。
スペックについては以下の要件を満たすものが望ましいです。
- CPUはi7 or 最低でもi5。世代は第8世代以降のものがベスト。(例:i7-8700 など)
- メモリは8GBでも十分。多数のソフトウェアを同時に起動させる場合は、16GBでも可。
- グラフィックボードが搭載されている物が良い。Geforce 1050以上のスペックがあると良い。
- 外出して仕事する場合はノートPCを、自宅に籠る事が多い場合はデスクトップPCを選択。
- 画面サイズは15インチ以上のものがベスト。解像度も1920×1080を確保できるとなお良し。
- 中古はあまりオススメしない
上記のようなスペックだと、Windows OS搭載のノートPCで8万円台から購入できます。
どうしてもMacが良いという方は、Mac book Pro (M1チップ搭載)のものを購入すると良いでしょう。
ソフトウェアについて
デザインソフトはAdobe系一択です。これが無いと仕事になりません。
「無料のソフトではダメなの?」と聞く方も時々おられますが、出来ることの違いが段違いですし、他のデザイナーやコーダーと協業する際に互換性の問題が発生するなど、良い事がありません。
Adobe製品が全て封入されている「Adobe Creative Cloud」の導入が良いですが、予算が心許ない方は、以下のソフトウェアだけは手に入れておきましょう。
- Adobe Photoshop CC
- Adobe Illustrator CC
- Adobe XD
webデザインだけならこの3つがあれば何とかなります。
Adobe Creative Cloudは正規価格だと8万円ぐらいかかるのですが、デジハリonline講座を活用すれば社会人でも学生価格の36,346円(税別)で購入することが出来ます!
しかもデジタルハリウッドでAdobe CCを購入すれば、1ヶ月間視聴できるAdobe CC ソフトの使い方講座も受けられます!セットでこの価格は破格です。
皆さんもぜひ、Adobe CCはデジタルハリウッドで購入しましょう!
またデザインソフト以外にも、コーディングなどで使用するテキストエディタがあると便利です。
Visual Studio Codeというソフトが特におすすめなので、下記リンクよりチェックしてみてください!
【ステップ3】必要なスキル
1.Photoshop / XDによるデザインスキル
PhotoshopはWebデザイナーにとって必須のデザインソフトです。
Photoshopではサイトデザインや写真の編集・加工が行えるようスキルを身につけておきましょう。
また最近ではPhotoshopに変わって、XDでデザインするwebデザイナーも増えてきています。クライアントによってはXDデータでの提出を求められる事もあるため、最新の技術には出来るだけ触れておくようにしましょう。
2.Illustratorによるデザインスキル
Photoshop / XDとは別に、Illustratorのスキルも必須です。
アイコンの作成やグラフィックデザインなど、このソフトで作れないものは無いと言っても過言ではありません。
webページのデザインデータをこのIllustratorで作成するよう求められる事もあるので、必ず学んでおきたいデザインソフトと言えます。
3.HTML CSSのコーディングスキル
webデザインはデザインデータを作成するだけではありません。
データ作成後に、実際にインターネットで閲覧できるように実装していくのも業務の一つです。制作会社によってはコーダーという専門職がいたりするのですが、フリーランスの場合は全て一人で行う必要があります。
HTML / CSSはマークアップ言語と呼ばれているのですが、このマークアップ言語を学習するための環境は意外と整っています。
オススメはドットインストール。
1講座3分の短期集中型講座で、完全無料で学習する事ができます!是非チェックしてみてください!
4.WordPressの知識
世界中のWebサイトの約1/4がWordPressで作成されています。
実際の案件もWordPressをカスタマイズして作る事が多くなっているので、基本的な知識からカスタマイズなどの応用範囲までしっかり学習しておきましょう。
また、WordPressのカスタマイズにはプログラミング言語であるPHPと、データベースに関する知識が必要になってきます。デザインの領域とはかけ離れた別領域ですが、必ずスキルを身につけたいところです。
5.javascript / jQuery
webサイト閲覧時によく見られるアニメーションなどは、このjavasccript / jQueryで構築されていることが殆どです。
低価格のホームページ制作であれば実装する機会はないのですが、単価が跳ね上がる大きな要因となりますので、必ず学習しておくようにしましょう。
6.SEOを使った集客・マーケティングスキル
webサイト構築後はそのサイトが検索順位の上位に表示されるかも重要となります。検索上位に表示させるためにはSEOの知識は必須です。
7.サーバーに関する知識
Webデザイナーは、サイトをデザインする事だけが仕事ではありません。前述した通り、サイトデザイン・コーディング・WordPressカスタマイズそしてサーバーにデータをアップしてホームページを公開するという作業があります。
お客様のサイトのサーバーで何かエラーなどが発生した時に対処出来るように基本的な知識を身につけておきましょう。具体的にはFTPソフトの使い方・.htaccessファイル・アップロード・ダウンロード・管理者権限などの使い方を習得すると良いでしょう。
【ステップ4】ポートフォリオサイト
ポートフォリオとはあなたのデザインスキルや制作実績などを公開するためのwebサイトです。クライアントが求めているような機能・デザインを施したサイトを作成し、自分の技術力を知ってもらいます。
どのような機能が組み込まれていて、どういった使い方が出来るのかなど文章化する事が出来れば、仕事の依頼につながる可能性が高まります。
【ステップ5】同業 / 他業種との繋がり
フリーランスWebデザイナーとして独立するなら、Web業界の人とつながりを持っておきましょう。
やはり実務でWeb制作をしている人はあらゆるエラーやトラブルを一通り経験していますので、それらの解決方法はもちろん、Web制作の場数を踏んでいるので、現場でしか身につかない知識を数多く持っているからです。
Webデザイナー交流会などが東京・大阪などの主要都市では開催されていますので、ぜひ参加してみましょう。勉強会などに参加するのもいいですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、これから独学でフリーランスのWebデザイナーを目指す方にとって必要なもの・スキルをまとめ、紹介しました。
Web制作スキルの習得には、かなりの時間がかかりますが一度習得してしまえば、ずっと使えるお得なビジネススキルです。例え、失敗したとしても無駄になる事は何一つありません。Webデザイナーは作り込んでいく過程ではとにかく失敗とエラーの連続です。失敗したらその都度、直せばいいんです。Webデザイナーにとって一番の失敗とは途中で挫折して勉強を投げ出してしまう事です。
現在は、オンラインスクールやわかりやすい教材などたくさん出ていますので、数年前よりも勉強はしやすい環境になっています。独学からフリーランスWebデザイナーへの道は決して容易ではありませんが、あなたのやる気と努力をモチベートして、常に前進する事で必ずフリーランスWebデザイナーとしてデビューする事が出来ます。
Webデザインに興味を持ったら
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以下の記事では現役Webデザイナーである筆者の視点から、選びに選び抜いた厳選のスクールを3つご紹介していますので、参考にしてみてくださいね!